書評 「考えること」を見直してみる ~思考の整理学~
僕は、それなりに勉強ができる方だったと自負している。
授業は真面目に聞き、テストではいい点数を取って、周囲からは「よくできる人だ」と言われ。自分だって勉強ができる自分が誇らしいと思っていましたし、これで将来は良いものになる、と考えもしました。
しかし、現実は違いますよね。
学校では先生の言うことをちゃんと行い、「できる」と評価されてきた人達は、はたして社会に出た時同じように評価されるのか。残念ながら、そうではないのが現実。
このような、人のことに従ってばかりで主体性のない、「受動的」な人がいることを、今回紹介する「思考の整理学」の最初にに書かれていました。
本書のこの内容、僕の心にかなり突き刺さりました。まさに自分じゃないかと。
「整理学」と名付けられていられるためノウハウ本のようにも見えますが、実用的なことよりは考えることの本質のヒントを与えているようでした。
「知る」と「考える」は全く違う。頭の中に留めて使う機会が来れば便利なのが、知るとか記憶だとか。
もちろん人にとって必要不可欠なこと。頭に記憶できなければ生活できないなんて言わずもがな。
コンピューターができる前の時代であればそれで良かった。しかしそれができて、記憶するだけの人の価値が落ちてしまったのは当然のこと。
序盤で書いた通り、今までそんな「考え」で育ってきた僕は、必要とされる能力が少ない自分は淘汰されかねないと大変不安になります。
考えることは「創造的」でなくてはならない、と。
コンピューターにはできない、何かを作り出す力が必ず必要になってくる。本書を読んで、長年もやもやした部分が少し晴れ、考えることにも向き合ってみようと思えました。
同じように物事への考え方に悩んでいる方、その大まかな手がかりでも欲しい方は読んでみることをオススメします。
いくつか具体的な手段なども書かれているので試してみると良いかもしれません。
ぶっちゃけ言うとノートの取り方などは難しいのでまるごと真似するのは勧めませんが...
そこは個人に合った部分を抜き取っていけばいいかなと。取り入れるものの取捨選択も読書の大切なことだと思うので。
創造的な思考ということで、自分の意見等を最後に綴っておきました。
終わる前に
堅苦しい文章になっちゃいました。面白さもクソもないですしただの大学生らしい拙劣な内容ですが、真面目に考えてるんだと受け止めてくれたら嬉しいです。
また読んだ感想、意見、アドバイスなどあれば(特にリアルの友人方)どんどん教えてください。
それでは!